暮らしを彩る器展・・・Part2
2008年 02月 08日
テーブルウェアフェスティバルについて今日もお話ししましょう。
前回は「和の心に立ち戻る」というテーマを意識しましたが、今日はPart2ということでテーブルのテーマカラーとその配色について考えてみたいと思います。
「春の宵~風雅に染める桜を愛でる」
春の宵に桜がはらはらと散ってくる様子が目に浮かびますね。
奥行き間が出ていて風の流れさえも感じるでしょうか。
テーブルクロスと掛け軸の素材が光沢がなく柔らかい黒色、これが桜色を引き立たせる効果を出しています。月夜の中に桜という空間演出、心まで桜色に染まりそうですね。
「アースカラーで秋のおもてなし」
アースカラーということでしたが、テーブルは黒でしょうか。ガラス素材を引いているので光沢感が出ています。それよりなんと言ってもランチョンとナフキンの「黄色」、これがご提案者からのメッセージでしょう。
「時季を経て」
こちらのテーブルは秋の実りを表すような「オレンジ」と「グリーン」の2色がテーマカラーですね。
シャンパンボトルのラベルの色、カラー(花)の色にも心を配って、色調を統一しています。
他には色を入れないのですっきりとしていますが、この2色がテンポを加えているように思います。中央のカラー(花)の生け方も動きが出るように意識されているように思います。
ただカラー(花)のステムをくねらせてシンメトリーに配置しても良かったかな?とも考えます。
「京都大好き~おいでやす~」
さてこちらは、蛇の目傘が大変印象的で、京都大好きとのお題がよく分かります。
「赤」で京都らしさを表現されたのでしょう。日本の伝統色である「紅花色」「茜色(あかねいろ)」を思い出しますが、こちらのテーブルでは赤の色みの微妙な違いが賑やかではありますがしっとりとした京都のイメージからは少し離れているように思います。よく見ると、ハングル文字があったので・・・なるほど、異文化の香りがするテーブルでした。
皆さんいかがですか?
次回はスパイスを駆使したディスプレイや、ゲストの方々のテーブルにも触れてみたいと思います。
by color-cona
| 2008-02-08 19:53
| インテリアカラー