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by 幸せ探しのセラピストAkemi

いけばな協会展・・・銀座にて

「いけ花の世界」に向き合って
昨日まで銀座 松坂屋でも催されていた「いけばな協会展」にご招待頂き足を運んできました。
いけばな70流派の出展作品が同時に展示されると言うことでしたので、どんなものになるのか?楽しみにしていました。
いけ花の流派と言えば、私は草月流や池坊が浮かぶくらいで勉強不足なんですが、こんなにたくさんの流派があるとは、全く目からうろこでした。

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春の訪れももうすぐ、少し早く感じて頂きましょう。

















いけばな協会展・・・銀座にて_f0092320_9401424.jpgまず目に飛び込んできたのは見事な枝振り、いけ花の醍醐味の一つとして花木の存在は見逃せないでしょう。


たくさんの流派のそれぞれの違いを分かるはずもない私ですが・・・
共通する「いけ花」の世界にははまず「空間ありき」、そんなかんじを強く受けました。

★一輪の花を、空間と共にどう生かすのか?
★生かされた花は、どんな美しさを魅せるのか?




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だんだん見ていくうちに、花の取り入れ方、花器の選び方、色彩に対する考え方など、流派による違いを感じました。
ただほとんどの作品、圧倒的に「花器の存在感」がかなりあるように思えてなりませんでした。
枝で組んであるもの、籠などもありますし、数点だけガラスの花器がありましたが、ほとんどが陶磁器でした。

いけばな協会展・・・銀座にて_f0092320_13253049.jpg季節がら私の好きなカラーを使ったものも目を引きましたし、チューリップ、フリージア、ラナンキュラス、ユリ、アンスリウム、グロリオサ、カスミソウ、こでまりなどなどおなじみにの花で色鮮やかなものが多かったですが、まさしくその活け方、つまり花器を含めた活かし方は奥が深いのでしょう。
私の引き出しには納まらない作品が多くて、普段は感じるままに見られるのですが、だんだん
考えている自分がいました。








いけばな協会展・・・銀座にて_f0092320_11505166.jpg←こちらはガラスの花瓶ですね。ドラセナの枝振りが空間を作り出しています。ユリのすっとしたイメージとこの花器の色の主張がよく合っています。もし焼き物の花器を使っていたとしたら、作品全体は全く違ったものになるのではと思います。いかがでしょう?

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こちらはどんなお題(コンセプト)なのでしょう?珍しく秋色アジサイを使っていました。
花と花器の色彩のコラボを感じました。
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なんとも理屈抜きで魅かれた作品でした。会場全体のあらゆる色が目に飛び込むなか、色調が統一され、また花台に置くことによって縦の空間を上手に作られていました。またこの花台と花器の色が洗練されたかんじを出しています。カラーの花がこの色だからこそなんですね。
いけ花の世界に刺激を頂きました。ありがとうございました。
by color-cona | 2007-03-13 07:38 | フラワーカラー