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by 幸せ探しのセラピストAkemi

「イメージ」ってなに?

「イメージ」っていったい何でしょう?
これまで画像、映像や写真、花のアレンジなど多くの作品の色彩を中心にいろいろお話してきました。また、「イメージ」についても触れてきました。
最近では花屋さんやいろいろな商品を扱う経営者の方、ファッション関係の方からのイメージに対する質問が増えてきました。

では「イメージ」とは何でしょうか?
どんな物にも色があるわけですが、イメージを左右するのはもちろんまず「配色」&「色調」です。ただしその物の「質感」、「材質(素材)」、「形状(シェープ)」も大事な要素です。

「フラワーアレンジメント」もそうです。化粧品や自動車、家庭用品、雑貨などあらゆる商品プロダクトもそうです。インテリアやエクステリアももちろんですね。
ですから、イメージを左右するものとして、まず色彩ありきではありますが、質感、材質、形状がこの色彩(配色)と共に加わってくる重要な要素なのです。

☆イメージを示す用語には・・・
カジュアル、プリティー、ロマンティック、ナチュラル、エレガント、クール、クリア、モダン、ダンディー、クラッシック、ダイナミック、ゴージャス、
(あと加えると・・クールカジュアル、シック、フォーマル、ワイルド)


皆さんが何気なく使っている用語ばかりだと思います。
ところがこれには、配色と色調がほぼ決まっているものなのです。
多種多様な配色が存在する中で、統計を取り、系統的に関連付け、上記のようなイメージの
用語と結びつけています。

「イメージ」ってなに?_f0092320_1730425.jpgこれは椅子(chair)のイメージリングです。
WARM-COOL  と SOFT-HARD を縦軸と横軸にとって一つの円(リング)にしたときにそれぞれのイメージがどこに配置されるかというものです。

*少しミックスされているイメージがあり課題を残すところではありますが、参考までにアップしました。










まずは色彩的にwarmなのかcool、softなのかhardなのか?色調(トーン)の配置はどこになるのか?これは専門的な話になりますが、イメージというのはそこまで理論的に配色も決まっているのです。

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たとえば「エレガント」と聞くと、優美で上品、そして繊細なかんじが浮かびますね。
特に女性的な色っぽい、また麗しい、優雅な、しなやかな、デリケートなかんじです。
まずこの「エレガント」は、「紫」「赤紫」や「ピンク」を中心に、まとまりのある配色(トーンイントーン配色)であること。変化には乏しいですが、繊細でまたバランスがとれた配色になります。そして「グレー」を入れると上品なかんじになります。

形状については直線と曲線のコラボとでも言いましょうか。
女性のロングドレスにも見られる優美でしなやかな曲線に、すっと品のある直線・・・これがまさしく「エレガント」です。
「イメージ」ってなに?_f0092320_18131442.jpg
上の椅子のイメージリンクではもう少し直線の部分が欲しいところです。ややロマンティックに寄ったイメージでしょうか。







「フラワーアレンジメント」に関して言えば、花とグリーンの色、花の大きさ(面積比)、花とステムの形状、花器、そして全体をどこに置くのか?というところまで、イメージということです。
春のイメージを作るとしても、これを「カジュアル」にするのか? ロマンティック?
あるいはプリティー?出来上がりは違うと思います。


先日のテーブルコーディネートを思い出してくださいますか?
配色はもちろん、テーブルウェア(食器)の材質と形状とクロスとの関係、照明などもテーブル全体のイメージを構築する重要な要素です。

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「イメージ」ってなに?_f0092320_1741256.jpgみなさん、いかがでしたか?まだまだよく分かりにくいところもあったかと思います。
センスとはよく言ったものですが、理論的に積み重なって初めてセンスが磨かれるものでしょう。

最後に私自身のイメージです。
パーソナルカラーはSpring、非常に「多色使い」を得意として、「カジュアル」なものがよく似合います。(自分で言うのも変ですが・・・)
そんな私の「MY LIFE」です。
by color-cona | 2007-02-25 17:59 | 色のイメージ