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by 幸せ探しのセラピストAkemi

伝統色・・・紫草色(むらさきいろ)

伝統色「紫」・・・「蘇った紫草色の世界展」にて
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幻の花・・・紫草(むらさき)
皆様、この可憐で清楚な白い花ご存知でしょうか? 夏に小さな白い五弁の花を咲かせます。
江戸時代には武蔵野でも点在し、自生したり栽培したり江戸染色の原料となっていた「むらさき」という植物なんです。
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自生している状態が「ムラ」であるために「むらさき」と名づけられたとか
まばらにムラ状に生えていたので「むらさき」と名づけられたとも言われていますが・・・
本当のところはどうなんでしょう? 根が紫だったからかもしれませんね。

花は白ですが、赤紫色した根からは紫の浸出液が出るのです。
この液を使って染める方法を、「紫根染め」というわけなのです。
     ☆ここで補足しておきますが、「紫紺・・しこん」と混同されますが
      こちらの紫紺は藍染による濃い青ですのでお間違いなく。

さて、この「紫草(むらさき)」は現在では環境の変化と科学染料の普及ともに姿を消し、絶滅を危惧され「幻の植物」になっていました。

☆ところがこの「紫草」の栽培と色の復元を成し遂げた方がいらっしゃったのですね!
石川貴啓氏の「蘇った紫草色の世界展」に足を運びましたが、見事に古代紫色を復元されているのには感動を覚えました。
30年の苦闘の末のことだそうで、伝統の染色が時空を超えて蘇り、素晴らしい紫の世界に浸って帰ってきました。
(銀座松坂屋にて8日まで開催)

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紫を濃い色に染めるには多くの原料が必要で、そのため採集には時間と労力がかかるのです。ですから紫は高価でした。伝統色の中でも、大宝律令制定の時代から、官位の服制においても特権階級の色となっていました。
紫ときくと、自然と高貴な色というイメージがあるのはそのためでしょう。
伝統的なイメージがあるのは、今でも皇室の色から切り離せないということからも伺い知ることができますね。
今年の最初の色のお話が期せずして紫になりましたが、今年も皆様がヒーリングカラーを求めていらっしゃる予感が致します。
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これらの写真は今回の世界展のものではありませんが、紫草色はこんなに素晴らしい色彩を再現できるのです。(写真出典:万葉の花とみどり)
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by color-cona | 2007-01-06 01:59 | 色彩講座